竜と戯る星 第八話
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家柄解説

シシクビ家紋章
 シシクビ家は、元来、現セントラル星系に属する惑星「デアム」を統治する家柄であった。
しかし、セントラルによる侵略により、デアムはセントラル星系に組み入れられ、
シシクビ家の統治権を剥奪、星系外追放としたのである。
シシクビ家のルーツは現在は失伝しているが、かつて地球と呼ばれた星の極東地域で
表だった活動をしないが裏世界の一部で知られた家柄であったという。
そういう家柄が、宇宙進出後、支配的性質を見せることは珍しいことではなく、
むしろ、地球では既得支配権により抑圧されていた本性が解放されたと見て良いだろう。
デアムからシシクビ家を追いだしたセントラル星系の支配階級にも
そういう家柄が存在していると言われているが、それはまた別の機会で知ることになるだろう。
 また、地球時代のシシクビ家は、イデア技術の研究の先行者という側面もあったらしいが、
現在はその様な研究は行ってはいないものの、イデア操術の適合者を度々輩出する等、
かつての時代の面影を覗かせることがある。


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