◆ 目が覚めると、荒涼とした空が広がっている。 瓦礫の山は、慣れればベッド代わりにもなる。 「お師匠、お目覚めですか?」 私の傍に立つ少年、ついこの間、私が見出した子供だ。 「ああ… 少し、夢を見ていた。昔のことだ」 「少し? 本格的に寝てましたよ?」 「そうか… まあ、最近ろくに寝てないしな… お前も、寝れる時には寝ておけ」 「はい… それはそうと」 「ああ、稽古をつけてやらなければな」 「お願いしますよ」 少年は木刀を持ち、構えた。 そういえば、どことなく、あいつに似ている… もう、遥か昔の事… 私が愛したあの男に…
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