◆ 気付くと、私は赤みを帯びた闇の中にいた。 周囲は、私に巻き付く様な気配で取り囲まれている。 危険だと察知はしたが、逃げ場所はどこにもない。 かつてない恐怖心に足がすくむ。 ここはどこ? 何が潜んでいるの? そんな疑問も恐怖に塗りつぶされ、ただただ震えている。 私は、何も身につけていないことに気がついた。 周囲から感じる気配には、明らかに私に対する欲望が含まれている。 これから私に起きる事がはっきり予測できた。 突然、私の目の前に光が現れる。 だが、それが救いの光でないことは明らかだ。 周囲の気配が、その光を崇める様に落ち着く。 「あなたは、誰…?」 だが、光は答えない。 光は、ゆっくり私に近づいた。私は後退りしようとしても、足が動かない。 そして、光が私の身体に触れた。 そして、微塵の優しさもなく、私の身体の一点に狙いを定め、 私の両脚を無理やり開き、私の下腹部に、こぶし大のエネルギーの塊の様なものを ねじ込んでは、引っぱり出し、ねじ込んでは、引っぱり出し… を繰り返した。 その度に、私の身体は上下に揺さぶられ、私は下腹部を中心に、全身に激痛が走るのを感じ、 そこには、微塵も快楽など無く、 恥辱と、激痛に、ただただ涙を流すだけであった。 そして、その繰り返しは、激しさを増していき、 股間から頭頂部にまで突きぬけるかのような打撃を食らったかと思えば、 内臓の全てを引きずりだされるのではないかという強烈な引き抜きに腰が抜け、 それが繰り返されると、自分の身体が真っ二つに引き裂かれるのではないかという恐怖を覚え、 そして、最後の強烈なねじ込みを食らったところで目が覚めた。 「夢…!」 ただただ恐ろしかった。夢とはいえ、あんな犯され方をされるなんて恐怖以外の何物でもない。 この夢の原因は、ただ疲れているから、として、私は何事もなかった様に着替えた。 まとわりつく汗まみれの下着が、あの光の延長の様な気がして、急いで脱ぎ捨てた。
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