秋もだいぶ深まり、草木は冬の準備を始めている。

木の助となるために、自ら命を散らした木の葉が、肩をかすめる。

そんな木の葉達の決意とは程遠いかもしれないが、俺も、覚悟を決めたところだ。

俺は、丸子佐丸。この高校に入学して、まず目に留まったのが、清楚な黒髪ポニーテールの女の子。

その名前を、能岡観里という。

一年の時はクラスが違ったので、たまに顔を見に行っても、直接話したりする様なことは無かった。

だが、二年になって、運命の女神が導いてくれたのか、俺達は同じクラスになったのだ。

その後、あの手この手で、友達と呼べる関係になり、そして、俺はいよいよ…  

 

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